全身が粉をふき、ムズムズとした耐えられない痒みに襲われる乾燥肌。
- 全身掻きむしりたくなるほど痒い
- ムズムズとした痒みで夜なかなか寝付けない
- 乾燥で肌が粉をふく
- 乾燥が進行してあかぎれができる
- 乾燥性敏感肌で炎症や吹き出物ができる
女性を悩ませる乾燥肌、一体どうすれば改善するのでしょうか?そもそも、乾燥肌を体質改善することって可能なのでしょうか?
今回は、乾燥肌の原因と改善方法について解説します。
乾燥肌の原因とは?
どうして乾燥肌になってしまうのでしょうか?
その原因の一つに、肌の老化が挙げられます。子供の肌は十分な量の水分を含んでいて、しっとりプルプル。まるで吸い付くようなベルベット肌をしていますよね。
ところが、年齢を経るごとに肌の水分量は減少していきます。肌の水分が失われることで、さまざまな肌トラブルが生じます。その一つが乾燥肌です。
乾燥肌による肌バリア機能の低下
皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の三層構造でできています。表皮のなかでも皮膚表面にあるのが、皮脂膜と角層です。
乾燥肌になると、皮脂膜が薄くなり、角層が不均一になって肌のバリア機能が低下します。乾燥によって荒れた肌の隙間からは、色々なものが入り込みやすくなるため、肌が敏感に反応し、耐え難い痒みや炎症を引き起こします。
肌バリア機能が低下した肌は、乾燥性敏感肌にもつながります。洋服の繊維が身体に触れると刺激になり、全身が痒くてたまらない。靴下を履けば、足がかゆくて耐えられない。歩けない。こんな症状に悩まされる人もいます。
このような乾燥肌の女性が増えている背景には、現代の食事や生活習慣も影響していると考えられます。
乾燥肌を悪化させてしまう食事
カップ麺やコンビニ弁当、出来合いのパンなど、保存料や化学成分がたっぷり含まれた食事は、少なからず身体に悪影響を及ぼすといえるでしょう。たまに食べる分には良くても、これが主食となってしまっているなら大問題です。
また、偏った食事やダイエットを行なうと、肌の材料となるたんぱく質を十分に摂取することができません。そのため、肌が正常な新陳代謝を行なえず、皮膚が薄くなったり、十分な水分量が保てなくなります。
洗浄力が強いシャンプーやボディーソープの使用
肌の水分が最も失われるのが入浴時です。市販のシャンプーやボディーソープは洗浄力が強いため、身体に必要な皮脂まで奪い去ってしまう恐れがあります。
もう一つ気を付けなければならないのが、シャンプーやボディソープに含まれる化学合成成分。乾燥で弱った肌には刺激が強く、乾燥肌を悪化させてしまう恐れがあります。
十分な保湿をしていない
お風呂上がりの身体は、お湯でふやけた状態です。洗ったばかりの肌表面からは皮脂が失われ、皮膚の水分はどんどん蒸発していきます。
湯上がりの肌はつるんとして水分をたくさん含んでいるように見えますが、すぐに保湿をしなければ肌の乾燥はみるみるうちに進んでしまいます。
乾燥肌が進むとどうなる?
乾燥肌には軽度のものから重度のものまでさまざまな症状があります。乾燥肌といえば、肌表面に粉が吹いたり、肌が荒れてピリピリと刺激を感じるという症状が一般的ですが、悪化すると一体どうなってしまうのでしょうか?
乾燥肌はシミ・毛穴を悪化させ、老化の原因に
肌の乾燥が進むと、肌の厚みや弾力が失われます。肌表面がしぼみ、きめが荒くなり、シミや皺ができやすくなります。
体質によっては部分的に脂性肌になり、過剰な皮脂が分泌されて毛穴の開きの原因にもなります。頬や唇は乾燥しているのに、鼻やおでこはテカりやすいオイリー肌という方も、この症状が原因です。
ひび・あかぎれの原因に
水仕事を終えたあと、指がぱっくり割れてしまうことがあります。これも皮膚表面の皮脂が失われ、乾燥が進んだことによるもの。
若い頃はいくら水仕事をしても手荒れしなかったのに、年齢を重ねるとあかぎれができるようになったという人も多いようです。
悪化すると、不眠症の原因にも!
乾燥肌が酷くなると、全身が耐えられないほどのムズムズした痒みに襲われることがあります。特に入浴後は肌の乾燥が進みやすいため、昼よりも夜の方が乾燥肌による症状を感じやすくなります。
そのため、睡眠中に突然肌の痒みが酷くなって目が覚めたり、全身の神経を刺激するような強烈な痒みで一晩中眠れないという深刻な状態に陥ることもあります。
乾燥肌を体質改善する方法とは?
乾燥肌の症状が出ても、適切な対処を行なうことで体質改善することが可能です。
乾燥肌の改善に役立つ食べ物
食事で体質改善することは決して不可能ではありません。食べ物は私たちの身体を作る材料となるものです。身体に良い食材を選び、バランスのとれた食事をとることで、より健康的な身体に近づきます。
もし、あなたが食事制限やダイエットをしているなら、ひとまず中止して肌に良い食事をとるようにしましょう。以下、乾燥肌の改善が期待できる食べ物をご紹介します。
動物性たんぱく質
肉・魚・卵などの動物性たんぱく質を摂取しましょう。たんぱく質は私たちの身体を作る材料となります。十分な量のたんぱく質を摂取することで、肌に厚みと艶が出て、肌機能も正常化していきます。
動物性のものが食べられないという方には大豆製品などの植物性たんぱく質をおすすめします。ただし、植物性たんぱく質は動物性たんぱく質に比べて吸収率がよくありません。これは食物繊維が吸収を阻害するためです。
適度な脂
豚肉や鶏肉の脂身は、肌に適度な艶と油分、潤いを与えてくれるものです。食べすぎると肥満を招きますが、過度に避ける必要はありません。むしろ、食べることで肌艶が良くなります。
オメガ3脂肪酸
血の流れをサラサラにし、身体の余分な脂肪分を洗い流してくれるオメガ3脂肪酸。
油というと太るのでは?と敬遠されてしまいそうですが、オメガ3は細胞が正常に機能するために不可欠なものであり、中性脂肪を抑えるという働きもあるものなのです。
オメガ3脂肪酸は、エゴマ油、アマニ油、シソ油、青魚に含まれています。
コラーゲン
肌が適度な水分を保つために重要な働きをしてくれるのが、コラーゲンです。
コラーゲンは、肌に塗る化粧品よりも食品として食べた方が吸収が良く、効果も高いです。一昔前には、コラーゲンは食べても分解されてアミノ酸になるため意味がないという認識がありました。しかし、最新の研究では、摂取したコラーゲンはしっかりと吸収され、肌の改善に役立つことが分かっています。
コラーゲンドリンクを飲むのも効果的です。1〜2日に1本飲むことで、肌のコラーゲン量が増加するという調査結果もあります。
ビタミン・ミネラル
ビタミンやミネラルをしっかりと摂取するようにしましょう。ビタミンEには血行を良くする働きがあります。女性は鉄分不足・亜鉛不足が多いので、こちらも意識的に摂取しましょう。
身体を温める食べ物
唐辛子、ショウガ、ネギなどの身体を温める食べ物をとると、毛細血管が広がり血行がよくなります。女性は特に血行が悪くなりがちなので、身体を温める食べ物を意識的に摂取すると良いでしょう。
血の巡りを改善してしっとり肌に
冷え性の原因の一つに鉄分不足が挙げられます。鉄分補給サプリメント「美めぐり習慣」は1日に必要な鉄分10mgの他、1日分の葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6・ビタミンCが摂取できる栄養機能食品です。貧血や冷え性でお悩みの女性におすすめです。
初回特別1,480円 送料無料
もう冷え性で悩まない!身体の内側からぽかぽかに!「美めぐり習慣」
おすすめ記事
もはや整形は不要!?目元の小じわやちりめん皺を自宅で改善するための対策とは
ヨーグルトパックの方法と効果 応用手作りパック7つ ニキビケアや美白・保湿に!
痒みを伴う乾燥肌を改善!ガサガサ肌を自宅で保湿ケアする方法とは